錦戸亮に歌ってほしいB'zの楽曲10選

 

 関ジャムという番組の可能性を知ってしまった関ジャニ∞ファンなら、誰しもが一度は考える、好きなアーティストがゲストで来たら何を歌ってほしいか。お察しの通り、そういうことを書きます。生まれた時からぼんやりB'zを聞いて育ってきた20代女性の独断と偏見に基づく、「もしB'zがゲストで来るなら錦戸亮ちゃんがいなきゃいやだ」の主張をしたいがためのブログです。ゆる~いファンである私の好きな楽曲に偏るのは許してください。基本的に松本孝弘さん役は安田章大で想像しています。「愛でした。」のビジュアルが似ている。

 

 

1. OH! GIRL *1

Let Me Go みだらに続く濡れたハイウェイ To You Home

Don't Stop ブレーキ踏めばすべてLockしてイキそう

I'm Too Hot こんなにも熱いエンジン落ち着かせるのは

ただ一つすいこまれそうな君の胸だよ

 時代感溢れる男女の駆け引きを描いている曲です。上記に引用してあるのは歌詞です。歌いだしを引用したので、「相手が気になる夜の長電話が僕を走らせてる」と続くんですけど(時代感…)、そういう振り回される恋愛の歌詞が似合いそう。あと単純に曲がかっこいい。苦しそうに片方の口角を引き上げて、ちょっと身体逸らして歌っている姿が想像できる。似合う。

 

2.結晶 *2

僕らだけしか知らない 美しく光る秘め事

何億年先までも 深く氷に閉ざされる

まばゆいほどの言葉が 正しく繋がりつづけ

ま新しい結晶いつしか花開くでしょう

吐き出す息はまっ白く はっきりとカタチを見せる

思わず僕は口走る また君に会えますように

 シングル「衝動」に収録されている曲です。ちょっとネチャっとした歌い方もできる錦戸亮ちゃんにはピッタリじゃないかなと思います。歌詞の、幻想的で夢見がちなところとか、錦戸亮ちゃんが歌うしかないですね。錦戸亮ちゃんも「何億年先までも深く氷に閉ざ」してそうですし。ここはやっぱり稲葉さんのように、スキニーとか履いて、あの黄色いジャケット(関ジャムの揃いのジャケット)は脱いでシャツ一枚になってもらいたいですね!

 

3.ながい愛 *3

もっとながい間 愛してくれませんでしょうか?

そういうものが今 僕らにゃいるんだ

初めてみたいに 抱きしめあいたいと

だれもがみな望み 夢見ている

 この曲もネチャっとしてる系の曲です。聴いてもらわないことには魅力をお伝えできないなとは思うのですが、聴いてもらえる方法がないのが歯がゆいところです…。「もっとながい間 愛してくれませんでしょうか」と錦戸亮ちゃんに歌ってもらいたいためだけの「ながい愛」です。

 

4.孤独のRunaway *4

何がイヤだったの? 金なの? マンネリなの?

今頃おまえはどこかで叫んでる like this! 

  

 たったこれだけの理由。女のひとに出ていかれる曲なんですよね。この曲はスタンドマイクで片足で足踏みリズム取りながら歌ってほしい楽曲部門ナンバーワンです。「許されないのは わかってるつもり 世間のしくみにとても勝てないから」とか。

 

5.スイマーよ!! *5

でもね だれか言ってたけど

何でも気の持ちようじゃないの

食欲なさそうな顔で

ストローかむなら僕を噛んで

 「なんでも気の持ちよう」って言いそうだし。噛んでほしそうだし。「僕を噛んで」でジーンズのチャック上げ下げしてほしい。アップテンポな曲なので、頑張って、マイクスタンドからマイクを外して、マイクを持つ手と逆の手で、マイクスタンドを掴んだまま、歌ってもらいたい。

 

6.Pleasure 2008 ~人生の快楽~ *6

いつのまにかこの街に 丸め込まれたのは僕?

居心地いいと笑ってる そんな余裕はいらないのかな…

 錦戸亮に歌ってほしいのか、それともただ楽曲が好きなのか、わからないけれど。この「Pleasure」という曲は数年経つと新しいバージョン、少し歌詞が変わったバージョンが発表されるのですが、別に2008年バージョンじゃなくたって構いません。「いつのにかこの街に 丸め込まれたのは僕?」「丸め込まれたのは君?」「丸め込まれるのは誰?」の言い換え三連ちゃんが、どうしても錦戸亮っぽい。彼のソロ曲で例えるのなら「HalfDown」。

 

7.ねがい *7

願いよかなえ いつの日か

そうなるように生きてゆけ

僕は僕に 君は君に

拝みたおして 泣けばいい

 これは完全に引用したサビの部分を筆頭に、歌詞を歌ってほしいだけです。あと、どことなく「最終電車に揺られて」という歌いだしから始まるせいか「ビースト‼」に雰囲気が似ている。ところでわたしはこのスタンドマイクというものが激烈に好きです。振り回してほしい。


B'z / ねがい

 

 8.BAD COMMUNICATION *8

曖昧なウワサで 煙に巻かれそうだから

狂ったように抱き合える体が欲しいだけ

Give me youe guitar(キ・ミ・は・ギ・タ・ー), yeah alright

We say wow wow wow wow wow wow wow

 「E.style」という英詩バージョンとも迷いましたが、この引用部分めちゃくちゃかっこいいんですよ。というわけで何卒よろしくお願い申し上げます。

 

9.裸足の女神 *9

OH MY 裸足の女神よ キズをかくさないでいいよ

痛みを知るまなざしは 深く澄んでもう萎れることはない 

 歌詞だけ見ると、ラブスーパーマン(@関ジャニクロニクル)感があって笑ってしまいそうですが、「裸足の女神」の朝の澄んだ空気感は錦戸亮ちゃんのパブリックイメージに相応しいと思います(と言いながら自分で言い過ぎかなと反省しています)。いっそギターでアレンジして弾き語りしてほしい。エイトが「涙の答え」で出演したMステで歌っていました。曲中で稲葉さんが松本さんに渡す何か(ぎゅいんぎゅいん鳴るやつ)を使った後に客席に投げ込むところはいつ見ても痛そう、な曲。

 

10.この手をとって走り出して *10

この手をとって走り出して ねえ

ここじゃないどこかへ

光浴びて 風にふかれ

あふれる人波つきぬけて

世界中で2人しか知らない

真実を胸にしまって

せまってくる 夜の闇に

ゆっくり溶けてしまいたい

 これだけB'zではなく、稲葉浩志さんのソロ名義での曲なのですが、どうしても10選に入れたかったので…(というか、この楽曲ありきの10選でした)。引用したのはサビの部分ですが、ここだけじゃなく、2番の冒頭の歌詞が個人的な「錦戸亮ちゃんに歌ってもらいたいフレーズ」堂々の1位にランクインしている。個人的にめちゃくちゃ歌ってほしいやつです。なんとなく引用するのも躊躇うくらいなので、歌詞を検索するかCDアルバムを購入するかなどして、どうにかして聴いていただきたいです。この曲をもし、彼に歌ってもらうのなら、TOKIOさんの「あきれるくらい僕らは願おう」を少年倶楽部プレミアムで歌っていたときのように、座って切なくのびやかに歌ってもらいたい。

Hadou

Hadou

 

 

いろいろ考えた結果、選抜漏れした楽曲

  • Bule Sunshine *11
  • いつかまたここで *12

  「Bule Sunshine」は私が一番好きな楽曲なのでいまさら自重しました。そりゃ好きな人(自担)が歌ってくれたら嬉しいよね、っていう。「いつかまたここで」も似たようなもので、楽曲自体が特別感情的にさせるような気がしたので。といいつつ、せっかくなので挙げておきます。同世代のジャニヲタに合うかわかりませんが、良い曲なのでどうぞよろしければ。

 

 

  個人的に、錦戸亮ちゃんと稲葉さんって似ていると思っていて。言い方悪いですが、ちょっと偏屈なところとか、あまりはしゃがないパブリックイメージを持たれているところとか、感情論を押し通さないところとか、視点をずらして物事を考えそうなところとか。控えめなところとか…って、挙げれば、まあそりゃ好きなのでいくらでも挙がりそうなのですが、歌詞もどことなく似ているような気がするんですよね。

 錦戸亮さんは声変わりをする前はよく稲葉さんのモノマネをしていたそうですし、声変わりしている今でもしっくりくると思うんですよね!!!!! 正直、関ジャムにB'zが来てくれるのならなんっでもいいです!!!なんでもいい「ultrasoul」でも「LOVEPHANTOM」でも「イチブトゼンブ」でも「いつかのメリークリスマス」でもなんでもいいですなんでも嬉しいです!!!!そこに錦戸亮さえいれば。(これで欠席だったらせめてもの反抗でテレ朝に足向けて寝ます)(嘘です)

  というわけで、「錦戸亮に歌ってもらいたいB'zの楽曲個人的な10選」でした。読んでくださり、ありがとうございました。他にもあれば、ぜひとも聞かせてください。

 

 ::::追記

  上手く説明できないのですが、こういうところが似ている、というか勝手に似ていると感じている、という。「ビースト‼」の「出来ることは人並みに 取り組んできたつもりです でも先週気付いたんだ 僕が得る幸せも人並みです」と通じるところがあるような。なんなんでしょうね、こちらからしてみれば、圧倒的才能があるにもかかわらず地に足が付いていそうなところとか。(「いつのまにか」に関しては、私自身がそういう考え方を好んでいるので知らず知らず、そういうところを自担にもとめているのかもしれません)

 補足で別のメンバーも。やすくんには「熱き鼓動の果て」とか、すばるさんには「美しき世界」とか「Calling」とか。村上さんにはいっそ「恋心(KOI-GOKORO)」とか歌ってもらって、「松本に相談しようか」の部分は三馬鹿のどっちでもいいですね。蛇足ですが、稲葉さんはやんまーの20歳上、松本さんは三馬鹿の20歳上です。横山さんは「BUDDY」。ほとんど歌詞(とメロディ)で選んでいます。たくさんつらつらと歌詞を引用したりして書きましたが、結局、聴いてもらわなきゃ分からない、拳を突き上げたくなるような、この絶妙な「ダサさ」。関ジャニ∞もB'zも楽曲は情けないのに、当人らが最強にかっこよくて惚れ惚れするばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

好きなだけ雑記 / QUARTETTOツアーネタバレあり〼

 どうも(似非)就活生です。2017年度卒就活生です。2017、2017と聞きすぎて今年が2016年だって言われると「まだそんなもん?」と思う病気にかかりました。卒業単位が足りていません。「最善は尽くすけれど最終的には運」というチケット業務と同じ姿勢で臨んでいます私立文系クソゆとり女子大生です。会社説明会からはしごする現場がないって嘆いています錦戸担です。スーツ姿で鞄からハイチュウプレミアムを取り出す就活生がいたらきっとそいつは錦戸担です。自担のお仕事発表がない朝に絶望しながら就職活動をしているので慰めてあげてください…「元気が出るLIVE!!」のDVD発売情報まだですか…!? 出るの今か今かと待ってるんですけど!?

 というわけで、タイトルの通り、好きなだけ好きなことについて書かせてください、雑記です。

 

 

錦戸亮が好きです」とカミングアウトしたときの返答

 「かっこいいよね」 知ってる!!!!全人類が知ってる!!!!なんて面白味のない返答!!耳にたこができるほど聞いてきました!!ありがとうございます気を使っていただいて!!「錦戸亮が好きです」と暴露してこれ以外の言葉が返ってきたことなんてほとんどないので「アーティスト誰が好きなんですか?」の問いに「関ジャニ∞が好きです」と返したときに察してくれ。なんで「誰が好きなんですか?」「誰推しなんですか?」って聞くの。そんなもん、みんな好きですよ。おしまい。

 こちとら年がら年中「錦戸亮ちゃん可愛い」と呟いて生きているので、「かっこいいですよね」と言われても、「らしいね」としか返せません。「そうなんですよお!かっこいいでしょう!?」と言えるかっこいいところリストを持ち合わせていない。錦戸亮ちゃんがかっこいいのなんて自明ですやん、当たり前ですやん、なに、もしかして、かっこいいということを再認識しろって当たり前だと思うなって諭されてるとかそういうことなんですかね。すみませんジャニヲタめんどくさいですね出直してきます。

 「あのDVの…」「ラストフレンズですね」とか「あのニノと…」「流星の絆ですね」とか「あのガッキーとさあ、」「熱愛ですか? 全開ガールですか?」とか何回繰り返したことか。そして何度繰り返していくんだろう。以前男性に、山下ファンだった彼女に脱退日に振られたことがある、という話をされたので、日付を言ったら普通に引かれた思い出があります。

 「NEWS辞めたんやっけ」そのへんややこしいので下手に触れないでください。感情論振りかざして泣くぞ。泣いちゃうぞ。

 

 

「NEWSが好きです」「加藤シゲアキが好きです」の場合

 「NEWSが好きです」への返答はこれも似たりよったりですが「4人なんやっけ?」「何人おるん?」「9人から4人になったんやろ?」等の、人数に関する返しばっかりです。笑顔で「あー、そうなんですよ、いろいろあって、錦戸と山下さんが辞めていまは4人で」って何回説明したことか。思い出すことすらナイーブな問題なのに、挙句の果てに言わされてるところがキッツイ。ま、喜んで説明させていただきますけれど、二度目は無いぞ。

 にゅす担じゃない人は「いつまでNEWSは脱退をネタにしてんの」ってお思いでしょうが、案外、言いたいわけじゃなくて言わされるのかな、ってファンの立場でも思います。こっちが聞きたい、「いつまで脱退をネタにされんの?」って。会話の糸口を探してくださっているのなら、もうちょっとライトな質問をお願いします。「手越くんはすごいね」とかでもいいんで、そしたら喜んで「でしょう!ずっとあんな風なんですよ!すごいでしょう!?」と自慢するので。

 「加藤シゲアキが好きです」への返答は多種多様聞いてきました。「あのイケメン役…!」が一番心に残っています。どれや。でも、だいたい、「かとう……?」みたいな反応をされて、NEWSのメンバー全員の名前を挙げようとして、挙げられたり、挙げられなかったり…。こっちこそ「かっこいいですよね」でいい。わたしが加藤さんのこと説明するときは「あの髪の毛黒くて、シュッとした普通のイケメンです」と言います。「テゴマスじゃなくて、キャスターでもない、小説書いてる、」と言います。知っている人は、そこまで説明しなくても知っているし、知らない人はここまで説明しても知らない。ジャニーズとはそういうものです。

 

関ジャニ∞が好きです」

 「わたしも(おれも)好きですよ! おもしろいですよね」 はい、ありがとうございます。わたしも好きです。おもしろいですよね。

 

 

 

「QUARTETTO」NEWS LIVE TOUR 2016 に行った話

 大阪初日4月1日公演に行った雑記。特に気になったところだけを書くつもりですが、ネタバレを含むので、まだ行っていない方はご留意ください。ネタバレするなよと強要するのもおかしな話だよなとは思いつつ、彼らが「ネタバレ見ないでね」というのだからわたしとしても「見ない方が楽しいよ」と言えるだけです。「見ない努力」「見せない配慮」はされても「ネタバレを書くな見るなの強要」は個人がNEWSの名のもとに行えるものではないなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「QUARTETTO」と「星」

 お題「NEWS「QUARTETTO」レビュー」

 

 お題をお借りしてまでわざわざ書くような感想でもないと思うんですけれどお借りします。馬鹿が馬鹿なりにコンサートに入る前に感想ぶちまけたかったのと、さすがにツイッターで「QUARTETTO最高」「にゅすちゃん天才かよ」と「QUARTETTO」のことばっかり言っていて、申し訳ないなって思った、のと、

 これが一番大きいんですが、「シゲアキのクラウド*1での加藤さんによるライナーノーツのpart3を読んで、どうしようもない情動を持て余しているので。書きます。音楽的なはなしはほとんどできないけど。Johnny'swebの会員登録なさってる方は、一応、「シゲアキのクラウド」読んでからのほうが良いかもしれません。こんなブログ読む気無くすと思うので。このブログを読むにしても、加藤シゲアキの「シゲアキのクラウド」を読むにしても、歌詞カードもあればなお良いと思いますので、ぜひ手元に「QUARTETTO」を…(へたくそ)。

 

QUARTETTO【初回盤】(DVD付)

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  1. Theme of "QUARTETTO"   

  メンバーが発する音でリズムを作るという、斬新な構成はともかく、MVにはなかった部分の、収録曲の一部がアレンジされて曲中に登場するのがちょうかっこいい。すごい。めっちゃ好きです。次の曲「QUAUTETTO」の囁きに端を発しているところも、ちょうかっこいい。溢れ出てる~~~って感じ。「チュムチュム」が良いアクセントだと、この時点で分かる。

 

 2. QUARTETTO

  言い方悪いですけど、割と普通の歌ですよね。別に「チュムチュム」と比べてるわけじゃないけれど。「四重奏」というテーマが至高。「クラウド」のpart3まで読んでこの表題曲を聴くと、ああ、と思う。表題曲もこれでなくちゃいけなかったんだと思える。

  さて、この曲中に「星」という言葉が出てきます。サビです。「星になり奏でる四重奏(メロディライン)」というフレーズ。その少し前、サビの最初「夜空にstarlight 描くように」の部分の「starlight」というフレーズも「星の光」なので、星だということにします。「星にな」るのは直前の詞にある「この想い」。「この想い」は「願いにしかない明日のために 重ね合う」ものだと、書かれています。想いが星になって明日のために明日より遠くへ走るために四重奏を奏でる、って満ち溢れる希望がすごい。「この想い」ってどんな想いなんだろうか、としみじみ考えてしまう。

 

 3. ANTHEM

  ど直球サッカー応援ソング。「いつでも心の中で 描いてた場所 共に願った未来へ」と「願いは確かな絆 共に行こう いま待ちに待ったステージへ」が呼応しているところに最高に胸が熱くなる。ほかには「頂き」「ゴール」に向かって走っているので、ぼんやりとスポーツを彷彿させる、やっぱりサッカー曲。だいすき。なんかよくわからないけど、飛び跳ねたくなるから、すごい。この曲がクラブワールドカップの優勝者が決まったときに流れたせいか、とても「決勝戦感」がするなあ、と思っていたけれど、多分、「いま待ちに待ったステージ」は「頂き」という解釈を無意識にしていたんだろう、と思う。歌詞カードみたけど、「Top of the world here we go」って書いてあるし、そうだね。

 

 4.シリウス

  「星」だよ~~~~。「クラウド」で「シリウス」と言わずにうんたらかんたら、って書いてあるのを読んでiPhone投げるかと思ったくらい興奮したので、わざわざ「星」というフレーズを探して「QUARTETTO」を聴こうと思いました。シリウスという星は冬の星なんですよね。しかも一番明るく光る星。新明解国語辞典には「冬の夜空に青白い光を放つ」という文章も載っています。これだけでもう充分すぎるくらい切ない。夏のCMだったのにね…夏シーズンの女性用下着のCMだったのにね…これでもかってくらいせつない。

  「Oh oh oh...」が、悲痛に泣き叫んでいるように聞こえて仕方がない。

  曲中に多用される「夢のままいられたら」の場面は夜。「このまま時を止め」たら「結ぶ星座のように 君をずっと離さない」と思っているけれど、「一瞬は過ぎてく 永遠だったときめきを置き去りにして」いくので、「叶わぬ恋が朝靄に消えていく」ことになった。次のフレーズで「ただ 空に願う」と歌っているけれど、夜明けを迎えてしまっているので、おそらくシリウス見えていない。*2 シリウス見えない夜明けの空に、叶わない恋を、君を願うところが最高。

  (追記)知らんけど、って言ったもののちゃんと調べたら、シリウスは夏の空にも見えるらしいですね、それも明け方、太陽の昇る少し前。あ~~~~そういうことなのすごい。この楽曲が発表された夏の明け方に見えるシリウス、この楽曲が音源化された冬には夜に見えるシリウス、歌詞中で季節は明言されていないので、どちらであっても劇的で、最高切ない。

 

 5. Touch

  この曲だけは、いつ聞いても「にゅーすちゃんかわいいねええええ」ってなるので聴くと楽しくなりすぎて両手挙げて飛び跳ねそうになる。最高。最高以外に言えることがないので、レビューもくそもない。「不思議だね 寒くない まさか恋の仕業?」ってわたしとNEWSがしてるのは恋じゃないのに、「恋だよ~~」ってなるので最高。恋なのかもしれないけど。この曲があったのでこの冬ぜんぜん寒くなかった。あと街中でしか会ってないところが最高。クリスマスっぽい(偏見)。

 

 6. NEWSKOOL

  なんかよくわからんけど、めっちゃかっこいい。横文字多いとあんまり理解できない人間なので良く聞かないと何言ってるかわからなかったけど。「NEWS / KOOL」なのかと思ったら「NEW / SKOOL(school)」なんですね、「NEWS COOL」とも掛けてあって、ちょー洒落てるすごいおしゃれにもほどがある。一度聴くだけでは、そうなのだと気が付かないほど洒落てるメンバー紹介ラップ最高。増田さんのラップを聴きながら一生暮らしていきたい。

 

 7. 四銃士

  これこそ、無学の凡人にはすごさがわからない。三銃士ではないのね? といくらかツッコミを友人に頂いた思い出。ぜんっぜんわからん。ラフマニノフって誰やねん。初めて聴いたわ。曲を聴きながら改めて歌詞を見たら「手越かよ」ってなる。でも、オーケストラのすごさもなにもかもわからんのに、ついつい聴いてしまう。「その笑顔」と「君の未来」が対応していて、一番では「運命に 身を委ねて」いるのに、二番で「運命を 塗り替えて」と歌っているところ、一番はもしかすると自分の運命を歌っていて、となると二番は「君」の運命のことを歌っているのかもしれないと思ったりもした。

 

 8. Wonder

  イントロから「We are fantastic 4」までの部分ですでに最高にかっこいい。「クラウド」でシゲアキさんが凡人には理解できない高度な解説をしてくださっていたけれど、そんな曲も凡人にかかれば「最高」の二文字で収束します。ありがとうございます。楽曲的なことはまったくわからないけれど、すごいかっこいいということだけはわかります。「最高」か「好き」の二文字で勘弁してください、聴けばわかる、わかるでしょう。「最高」だし「好き」です。手越さんすげえよ。

 

 9. ライフ

  「いつかは星になる事 やがて受け入れられるように」という小山さんのパートが初めて聴いたときから、忘れられずにいます。NEWSのモチーフとして多用されていた「星」を、「星になる」つまり「死ぬ」ということと絡めて使うことで、思いがけないところからハッとさせられた。「いつか見上げた光の方へ」という歌詞の指す「光」というのも「星」のことなのかなあ、「QUARTETTO」を引っ張ってくるのなら「sunlight」でもアリかな、とか、「澄み渡る空に無限の星の数」は、死んでいった人たち なのかな、といろいろ歌詞カード見ながら考え込んでいます。「息を切らして走った日は 遠くで現在を照らすから」という部分、「息を切らして走った日」もいつか星になるということなんだろうか。「願いは未だ あの日のまま この場所に在るよ」と歌う、この曲の「願い」はなんなんだろう。「あの日」ってどの日なんだろう。

 「いつか目指した地平を越えて」が「いつか見上げた光の方へ」と対応しているので、なんとなく輪廻転生感があるよね、と適当な感想を。「光をまた知っていく」というのも。

 

 10. チュムチュム

  大本命。えんやえんやえんやー。あーあーあー。シングル発売してから何度も何度も聴いたけれど褪せることのない中毒感ったらない。だいすき。踊れもしないのに踊れそう。あーあいやーあ。問答無用の最強ソング。語彙を失う曲。たのしい。さいこう。

 

 11. Depature

  冒頭の「見上げた空に流れて消えた」「一瞬」は「流れ星」という解釈で間違ってないですよね? 

  歌詞カード見て「マジか」ってなったのはサビの「そう自分の扉 開けられるのはこの世で 自分しかいない」の後ろの「自分」を「きみ」と読んでいるところです。耳で聴いているだけじゃ、気付かなかった。二回目にこの部分を歌うとき、エフェクト?っていうんですか、ちょっと声質が変えられているけれど「この世に…『自分しかいない』」とかぎかっこで括られているから、だった。

  勝手に自担に当てはめて興奮していたりもしました。

  「叶えたい未来」というフレーズがとても好きです。「HIGHER GROUND」の「届けたい想いだけ未来へと放て」を思い出させるような。「夢に見た旅路」と「君だけの旅路」が呼応していて、「自分しかいない」が際立っている、さいこう。

  

 12. ヒカリノシズク

  雨降ってるの、この曲だけですよね。心の中とはいえ。他の曲では(涙越しだったりするけれど)晴れた夜空に星が見えてるのに。「ヒカリノシズク」の「光」は「星」ではないんだろうか、と打ちながら、加藤シゲアキのことを想って、感傷的になっています。何度も何度も歌えるような、そんな一生一度の奇跡を、彼らは手に入れられたんだろうか。

  「ヒカリノシズク」というタイトルは「この手の中 握りしめた 涙もきっといつの日にか 輝きへの一歩になる」の部分からのものだろうと思うのですが、サビに「一生一度の 奇跡握りしめ」とあるので、手の中にあるものは、かつては「涙」だった「奇跡」なのかな、と思ったり。「そんな夜 そっと寄り添えるような 希望が届きますように」と歌っている「希望」が「頼りない夜に一つの光を 灯せたらいいのにな」の部分の「光」に当たるような気がして、最高。

  この曲を聴いたあとに、表題曲「QUARTETTO」を聴くと胸が苦しくなるのでオススメです。「ヒカリノシズク」を聴いたあとの、「先の見えない闇にも 潜んでいる 夜明けの序章へ」のフレーズの強さが格別。最高。

 

  

 

  と、ひたすらキーボードぱちぱちしていたら午前6時前です。歌詞の分析ばっかりだし素っ頓狂なことを書いていても、眠かったんだな、って許してください。多分書き洩らしいっぱいしてる予感しかない。ねむいっす。こんなブログ書いていないで就活か卒論か、したほうがいい。こんなブログを書いていても夜明けは来る。すごい。

  頻出単語は「夢」「未来」「明日」「願い(願う)」「光」あたりですかね、JPOPっぽいね。手元にあるメモに「~へ」という言葉を書きだしていたので、書き記しておきます。

 NEWSが向かうところリスト

  「光の差す方へ」「夜明けの序章へ」「昨日にはない未来へ」「走り出す明日より遠くへ」「頂きへ」「ゴールへ」「いま待ちに待ったステージへ」「共に願った未来へ」「Brand NEWへ」「音の鳴る方へ」「重ねた剣へ」*3「いつか見上げた光の方へ」「夢に見た旅路へ」「君だけの旅路へ」「叶えたい未来へと」「夢の彼方へ」「闇の先へ」

  でした。

 

        メモ書きに『「元気が出るSONG」前の挨拶の錦戸亮ちゃん vs 「シゲアキのクラウド」のセルフライナーノーツの加藤シゲアキ』という一文があって、ちょっとどういう意図なのだか自分でも分かりかねています。どっちも可愛いという共通点。

  「星」というワードが印象的だったのは「ライフ」のせいでもあるんですが、加藤シゲアキソロの「星の王子さま」のせいでもあるので、それぞれのソロ曲にも「かっこいい」「最高」等々言いたかったんですが……いよいよ眠いので失礼します。

 

 

   追記

  10時に予約投稿していざ寝ようってときに、「あっ総評書くの忘れた」と失態に気が付いたので、追記です、12時です、おはようございます!

  一言で言うと「最高」。多分どのNEWSのアルバムよりも好きです(年月での思い出と思い入れを差し引いたらだけどね)。「QUARTETTO」と銘打っているだけあって「四重奏」、「4人」という数の持てる強さを思い知らされる。4人が4人とも大きな役割をそれぞれの声で担っていて、この、4人以外では作り得なかった最高の名盤だと思う。でも「QUARTETTO」と言われてパッと「4」という数字に繋がらない、一つ捻ってあるところが好きです。すごい。さいこう。(ふと、6人のNEWSの延長線上にこの4人の「QUARTETTO」があるのかと思うと感動して仕方ない瞬間があった)

  シゲアキさんが「クラウド」で言っていた、総評、未来より先へ光を目指して走っていくために今を全力で生きる必要があって、その今が未来に繋がり、その未来が今になる、そしてまた全力で光を星をめざして走る、といったような、「死」を意識することによって「生」を実感するというテーマ。

  次死ぬなら、最後だ、ということなのかな、とぼんやり思ったり。そういうニュアンスがある気もした。もう「一度死んでまた生き返る」ような魔法は誰にもかけられないし、「君」に導かれなくても「光」のほうへ走っていける。「想いは光のように 駆けていく」「明日のために重ね合う この想い 星になり」。その「想い」が「星」になり自分を導いてくれ、そうして重ねた日々がまた、自分を照らしてくれる。その繰り返しなのかな。想いは星であり、光だった。いずれ行きつく先が「死」と知りながらも、繰り返してひたすら走るしかない。エモいね。

  

  かつては、NEWSの楽曲に慣れ親しんだ錦戸担が、自担がいないからって楽曲を聴くのを辞めてしまっているのならそれは勿体ないよ、いや疎遠にするのもわかるんだけど、と常々思ってきたけれど、このアルバムを聴いてより一層思った。ちょうもったいない「QUARTETTO」最高かっこいい。関ジャニ∞で、錦戸亮で言うのなら「元気が出るSONG」の「不確かな日々に潜んだ確かな今を 明日も明後日も繋いでいこう」のフレーズとこのアルバムのエッセンスは一緒だと思う。そういう「永遠」という捉え方がとんでもなく好きなので、どちらも至高でした。

  すぐ自担のはなしをしがち。骨の髄からNEWSに惹かれている。

 

  後半部分、雑多に書き散らかしてしまいましたが、歌詞カードをこんなに読み込もうとしたアルバムもなかったです。楽しかった。NEWSにおける「星」分析、NEWSの楽曲に使われている文脈から「星」の持つ意味を分析する、とか、やりたいな、誰かやってくれないかな、誰かすでにやってないのかな、とそわそわしています。「share」で歌われていた「同じ星が今見えるなら」の「同じ星」とはつまりなんだったのだろうね。ね。ねます。

 

  

 

 

 

QUARTETTO【通常盤】

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*1:Johnny's web内の加藤シゲアキさんの個人連載

*2:知らんけど

*3:場所ではなかったので

ジャニヲタめんどくさい

 めんどくさいよね。最近ほんとにそう思います。めんどくせえ。なんでこんなにめんどくさい人種ばっかりなんだろう。なんでこんなにめんどくさいって思うんだろう。世界に自担(と自ユニ)とわたしだけならいいのに。あと、数少ない友人と。

 

 ジャニヲタはめんどくさいその①

 お金が要る。

 何をするにもお金が要る、茶の間ファンとかなら要らないのかもしれないけど、わたしはなんやかやと出したくなるので結局は要る。自ユニの人が「ファンのお財布が心配です」とかって言うと「買う人には何を言っても無駄です」とそっと聞こえないふりをします。財布を開きます。心配してくれてありがとう、と思うけど、心配されてもどうしようもないよ、だって買うし。欲しいし。買ってくれるならもらうけど。

 以前大学で、「就活にかかる費用総額」のアンケート結果みたいなものを見せられたんですけど、大半の人が10万未満だったんですよね。関西圏の大学に通っているので、東京の企業を受けようとすると10万円前後になるそうですが、にしても、ですよ。

 

moyashi1984.hateblo.jp

 ぜんっぜんこっちのほうがお金かかってる…! そりゃそうか、就活ってチケットいらないんだもんね、チケット代もどこに消えるのか分からない手数料も要らないんだもんね。下手な海外旅行より、こっちのほうがお金かかってるんだもんね…。毎年毎年何をしているんだろうね。わたしは学生アルバイターなので、コンサートのための費用はアルバイトで賄っているのですが、ツアー期間中は土日にシフトに入れないため、めちゃくちゃ苦心します。自転車操業の、自転車が漕げなくなるので、めんどくさいです。なんでか分からないけど、ずっとお金がないんですよね。節約するのもめんどくさいので、節約しなかったら、札幌でお金が足りなくなったりします。それにコンサート入るんだから、新しい服とか欲しいし、普段着でしれっとするもの良いけれど、この場で気合いをいれなきゃ(当社比)いつ気合いを入れるの、とか思って服を新調するじゃないですか、チケット代で換算してしまって即決できない自分をふがいなく感じます。「オタクじゃなかったら、この服買えたんだろうなー!」とか、そういう生き方、そろそろめんどくさい…、というめんどくさいその①

 

 ジャニヲタめんどくさいその②

 価値観の違う同担めんどくせえええええ。

 ツイッターで同担(というか自担のアイコン)のツイートって本能的に目に入るし、そのせいで基本的に目に余るじゃないですか。同担といえども同じ解釈をするべきとも全く思わないですし、同じ人をそれぞれ色々な角度から、様々な読み方をして、それぞれの自担の見え方を尊重すればよいと思うんですけど。(というこのわたしの意見も多様な解釈のうちの一つだという自覚はある)「担当にはかくあるべし」などというような事柄をはっきりと強要するようなツイートを見かけるとさすがに萎えます。全ジャニヲタめんどくさい問題を抱えているジャニーズとはいえ、めんどくさい人に好かれたねえ自担は、と、笑っちゃいそうになります。

 普段なら、めんどくせえなと思っておしまい、なんですけど、めんどくさいが溜まりまくって閾値を超えると、なんだか抱えていられなくなって、自分がずっと「他人の価値観に文句をつけるなというわたしの価値観」と自問自答していることが馬鹿らしくなってしまって、めんどくさい、と文字にしてしまいます。わたしの価値観を他人も同様に持ち合わせているわけではない、という点で、自分が優位だと思いたくてそう思っているわけじゃないけれど、そう思っているのかもしれない、と不安になるところが、さすがわたしもジャニヲタなだけあってめんどくさいなと実感します。わたし含めてジャニヲタめんどくさいその②

 

 ジャニヲタめんどくさいその③

 収納するスペースがない。

 「どれくらいのキャパシティで迎え入れればいい?」「どれくらいのスペースがあれば全部とっておける?」とは錦戸亮ちゃんの言わずと知れた名曲「stereo」ですが、

 

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 オタクは全然足りてないです。キャパシティもスペースも本棚もなにもかも足りてないです。なんだか妙にデカいサイズのCD*1が出たと思ったら、なんだかよくわからないハートのポーチに入ったDVD*2を発売されて…、イレギュラー!イレギュラー!と喚いているうちに次のイレギュラーが出る…みたいなわたしの収納事情です。仕舞うべきところが見つからない。カテゴリごとに収納したいという気持ちを持っているめんどくさいタイプのオタクだったのに、カテゴリなんて気にしてたら机に放りだしっぱなしになるのでカテゴリ分けなんてめんどくさいことを諦めて、その辺に突っ込んでます。家のどこかにはあるでしょう、という安心感。

 スペースもキャパシティも、どれだけあっても足りないよ、ということをサビのフレーズでファンに教えてくれているのかもしれない曲です。ただ、わたしの部屋に集められた形に残った瞬間は、永遠にならないだけで。

 

 ジャニヲタめんどくさいその④

 テレビ見るのめんどくさい。

 嬉しいことに、錦戸亮関ジャニ∞)をわたしはおうちのテレビで週に二つの番組で見ることができます。「関ジャニ∞のジャニ勉」「関ジャム」を毎週。嬉しいですね。毎週録画してます。そのくせに、ほとんど見ていないです。録画してあるという安心感+そもそもテレビを見る習慣があまりない+テレビ見ている場合じゃないという謎の切迫感(ブログは書くのに)等々で、まずなんとなくリモコンを持つことを避けがちになります。見たいんだけど、見ようと思えない。だって、あんまり自担が可愛いから、正直テレビ見た後、びっくりするくらい疲れるんですよ。いつまで経っても動く可愛い自担に慣れない。録画なんて停止ボタン押したっきり再生できなくなります。しんどい。わたしがただめんどくさがりなだけな、④

 

 

 でも楽しい

 友達が増えた。相変わらずわたしの知り得る範疇を超えて錦戸亮が可愛い。関ジャニ∞が面白い。もし今後自分の人生がどんなに苦しくなっても多分彼らのファンでいる限りはどうにかして生きていけると思える。どうにかしてでも生きていかなきゃと思わせられる。自分がふがいなくても、馬鹿でも、ろくな人間じゃなくても、自担はそんなこと関係なく凄くて、そのことに救われる。いつ見ても、この世の救いのように可愛い。自担が「頑張る」としきりに言うので、わたしの頑張りが自担に何の影響も及ぼさないことに安堵しながら、自分のペースで頑張ることができる。わたしが失敗したって自担は何にも損なわれない。でも、頑張ったよと心の中で自担に誇れる自分でありたい。

 めんどくさいことはいっぱいあるけれど、この一瞬も自担(と自ユニ)が可愛いんだと思うと、頑張れる。がんばろう。

 

 

 

 

*1:関ジャニズム初回限定」

*2:関ジャニ∞リサイタル お前のハートを掴んだる」

元気が出るLIVE!! 遠征等でかかった費用を計算してみた

TLで見かけたので自戒のために。関ジャニ∞の元気が出るLIVE!!ツアーに関してだいたいいくら使ったのか。ただ、計算しなくても分かっている、分かり切っていることがあります。お金がないのに遠征しちゃだめだよ。人として当然のことです。

 

札幌公演 12/12-12/14

・飛行機往復(関空ー新千歳)       17,650円

・空港バス(梅田ー関空)           2,760円

・電車賃(ドニチカ切符×2 + 新千歳札幌間)  2,080円

・バス代(札幌新千歳)       忘れたので1,000円

・チケット代 いろいろあったので保留・名古屋にて完済

・宿泊費(二泊三日)           10,150円

・グッズ(札幌分)              3,800円

・食事含めその他(1500×3食×3日の適当)   13,500円

・お土産                   4,000円

 

 先生!新千歳空港でやったガチャガチャはこの計算に含みますか!?小樽寿司があたりました。っていうか覚えてない…お金の計算ができる子だったら、札幌まで行って初対面の友人にチケット代を払うと全財産から赤字になるんです、ご飯が食べられないとかじゃないんです赤字になるんですって、泣き縋る人間に育ってません。友人だったからよかったけれど、まともな人間だったら罪悪感で札幌から帰ってこれてないよね。帰りに新千歳空港で食べたえびそばが最高においしかったです。初日にも食べたけど。

 グッズはペンラとパンフです。

        小計 54,940円

東京公演 12/20

・夜行バス往復(大阪東京間) 13,300円

・チケット代           8,100円

・水族館もろもろ         3,100円

・食費              5,000円

・交通費その他          1,000円

・グッズ             800円

 

 先生!水族館でやったガチャガチャは300円を3回です!きちんと計算にも入れています!!!東京は日帰り(?)だったので比較的穏やかで良いですね。グッズは集合フォトセット。給料日あとだったので随分余裕をこいていました。じゃなかったらガチャガチャ3回も回してないっすよ。トータル10回くらいは同じ種類のガチャガチャをやってはそのへんの子どもに配っています。欲しいの出ないんです。

        小計 31,300円

名古屋公演 12/24

・チケット代    8,100円

・往路新幹線    4,300円

・復路バス     2,400円

・グッズ代     2,800円

・交通費・ネカフェ 1,500円

・食費       5,000円

 

 飲んでネカフェでオールして早朝のバスで帰宅というスケジュールの良いクリスマスイブの夜でした。新幹線はぷらっとこだまでお得感。グッズは、うちわ・クリアファイル・ポスター×2でした。どこにこれだけのお金があったのか不安になってきた。名古屋の夜行バスは本数が少ないので予約開始日に予約をするべき、ということを学びました。

     小計 24,100円

名古屋公演 12/26-12/27(28)

・チケット代     8,450円

・チケット代②     16,200円

・交通費(往復バス) 5,200円

・交通費(電車)   3,290円

・現地での交通費   1,200円

・食費        6,000円

 

  ついに札幌分のチケットを完済できました。その節はどうもすみませんでした本当に。と思ったら、(せっかく予約できたのに!)帰りの夜行逃して、余計な出費がかさむというずさんな人間性です。一泊と想定外の一泊を友人宅に泊めてもらったのと、ドニチエコ切符(1日600円)がとても便利だったので良い遠征でした。

     小計 40,340円

大阪公演 1/14-1/17  ※地元

・チケット代    32,400円

・交通費        1,500円

・グッズ代       3,800円

・食費         7,000円

 

 ほぼチケット代のみで済んでいるので安上がり…? グッズは買い納めのパンフ・ポスター×2です。基本的にコンビニでの買い物は含んでいません。例年はずっとこの大阪公演分のみで済んでいたのだと思うと、遠征ってお金がかかるんだなとしみじみするばかりです。しみじみ。

   小計 44,700円

まとめ

     合計  195,380円

 ※全部で9公演・食費は概算・手数料手土産コンビニ分は適当です。

 

 交通費とかチケット代とか、当日よりも先に払うもののせいで感覚がマヒしてしまっているのが、良いのか悪いのか。今年はツアーの発表があるまでに20万程度貯めれば良いと分かったので、せっせと働こうと思います。あと、無理のない遠征計画をオススメします。ほんとうに。現地でお金がないってことに気が付くと相当焦ります。相当焦ります。お金と友人は多ければ多いほうがいいですし(後者は本当に実感した、いつでもご飯がおいしい)、少ないと何かあったときに不安になりますよ、と助言しておきます。2度とこんな過ちを犯さないためにも、精進します。その節はお世話になりました…名古屋の錦戸担……。

 

 

 

 

 

関ジャニ∞の元気が出るLIVE!! オーラスを迎えて

 全14公演の5大ドームツアー、お疲れ様でした。初日に自分が抱いた感想がなんだったのかと思うほど、とても楽しいコンサートツアーでした。東京ドーム公演が楽しかったと書いてから、一ヶ月ほど。その間の名古屋公演と大阪公演に参戦しました。オーラスのことも書きつつ、自分の備忘録としていくつか書いておこうと思います。相変わらず錦戸担の、しょうもないブログですので、ご容赦ください。レポ以下感想文以下の、掃き溜めです。

 名古屋

24日公演

 後にも先にも公演中ずっと前髪のあった公演はこれきりだそうで。「いい子にしてたらサンタさんがくるって!」と叫んでいたけれど、こちらからしてみれば、その前髪がクリスマスプレゼントかな…って、あながち見当違いでもなさそうな気配がしています。舞台裏の円陣を組む映像で、錦戸さんがチラッと映ったときの周りの錦戸担と思しき人々のざわつきが忘れられません。あちこちで聞こえる「前髪?」の小さな声。前髪があるとわかった瞬間の色めき立つ錦戸担の、数の多さ。本当にクリスマスプレゼントだったのかもしれないと思うほどには、担当への欲目があります。なくてもかわいいよ、当然だよ。ありがとう前髪、その存在がどれほど嬉しかったか。

 自分のツイート見返していたら、センステの「言ったじゃないか」で錦戸さんが大倉さんを振り返って、大倉さんもドラムたたきながら錦戸さんとアイコンタクト交わしてて度肝を抜かれた、というようなことを書いていて、相当だったんだろうなと思うばかりです。 

  横山錦戸のユニットがクリスマス仕様でした。KINGも。自担だけサンタ帽被らずにいたので、前髪がプレゼント状態。

26日公演

 前髪の有無に友人らと賭けた気がします。どっちの勝ちでもなく結局「ニズムスタイル」と勝手に呼んでいるそれになりました、途中であげてくるスタイル。正直二度おいしいやつです。この公演くらいからMCがおもしろくなった印象があります。たぶん「妖怪ケツ洗い」の話だった。あと、丸山さんの社会の窓のチャックが下がっていた話。「いやいや冗談」と、指摘されたときに、動揺するまいぞとしている丸山さんの表情が個人的に忘れられずにいます。バナナジュースで錦戸さんがミスをしたらしい。横山さんのフォローが圧倒的お兄ちゃん感でたまらんかった、とツイッターに残されていました。いつだってお兄ちゃん。さすが横山くん。

 名古屋のオープニング映像の「ドームの数だけ野球選手がおるねんな」と言った錦戸さんに、横山さんが「ドームの数だけやったら少ないやろ、5人て」と笑って返すところがとても好きでした。「元気が出るSONG」前の挨拶について「錦戸亮ちゃんの挨拶、絶妙に下手くそで、逆にもう天才的だった 絶妙に最高なタイミングで間が空く 天才的 天性の才能なんじゃないかって疑るレベルで下手くそ」とツイッターに書いていたみたいです。褒めてます。わざとなんじゃないの、ってくらい絶妙にへたくそで、そういうところまで計算だとしても可愛いので仕方がないね、というやつです。

 名古屋26日といえば、あんなに可愛かった村子ちゃんの前髪が忽然と消えてドームが騒然とした日です。可愛いんだけど、ただの村上さんだし、村上さんは可愛いんだけど村上さんなので、「可愛い」と叫びたいのに笑い過ぎて呼吸が出来なくなりました。人間前髪って大切なんだな、と私は村子ちゃんと錦戸亮ちゃんから学びました。あと、丸子。

27日公演

 このあたりで円陣の並びが決まっているのでは、と気が付き始めました。錦戸さんが丸山さんの掛け声を怪訝そうな表情で見ているのが印象的でした。隣で肩を組んでいるのに顔をそちらに向けるので、結構な至近距離なんですよね。距離感バカ。

 ツイッターには「錦子ちゃんのスパッツ拝んでしまった!黒!さすがプロ!!」とのツイートが残されており、これを打ったときの自分のテンションの高さを恨むばかりです。めちゃくちゃ元気出てる。前髪について書く気も失せていましたが、ニズムスタイルです。個人的にこの日のナゴヤドームでいろんな知人に会えたのでほくほくしていました。名古屋超楽しかったです、絶対にまた行く。錦戸さんの毎公演恒例の超絶へたくそ可愛い挨拶が、テンションのあがった村上さんに乗っ取られて「えっ」と言葉通りの表情をしていた錦戸さんがとんでもなく可愛かったし、案の定挨拶はへたくそだった。もう一種の才能だと思っているほど、あの挨拶が楽しみで仕方なかったです。人の「可愛い」という感情にここまで付け込んでくるのって、誰でも出来ることじゃないと思うので、あれはもう才能だと思います。すごい。メンタリストなんじゃないの。名古屋あたりで「錦戸亮ちゃん可愛い」の感情に歯止めが効かなくなっていたのを覚えています。錦子ちゃんはぶりっ子が増して「可愛い」の歓声を思う存分あげさせてくれるところが最高にプロって感じがして大好きでした。ウイッグがずれちゃってオン眉になってしまったあとに、きちんと直すところもプロ。めくれるスカートを抑える手つきもプロ。2015年可愛い納めだ、と言いながらナゴヤドームでありったけの「可愛い」を錦子ちゃんに捧げることが出来たので、わたしは幸せ者です。

 理由は覚えていないけれど、この日の「Heavenly Psycho」の錦戸さんがめちゃくちゃ麗しくて感涙していた記憶があります。あと、あんなに汗をかく錦戸さんを私は知らなかった。すっごい念入りに顔をタオルで拭くんですよね、両手で顔を覆って拭くのでこれまた可愛いんですよ。

 名古屋公演とても楽しかったらしく、B'zの「IT'S SHOWTIME!!」

http://j-lyric.net/artist/a00067d/l001d43.htmlj-lyric.net 

を引用してツイートしていたりしました。素直にあそこまで「可愛い」と叫んだことがなかったので、日ごろのフラストレーションが発散されたような気分でした。「見たこともない自分に会える」です。年内最後の関ジャニ∞だったので、村上さんの「来年また会えるように、苦しいことがあっても僕らも頑張りますんで、お互いに頑張りましょう」というニュアンスの挨拶を、心に刻んで1年頑張ろうと名古屋の地で誓いました。来年も絶対に名古屋に行くと名古屋にいながらにして誓っていたら、最後の最後で、夜行バス逃して次の日在来線で帰る羽目になりました。3分くらい待ってくれてもよくないっすか、来年は乗れるようにします。

 

大阪

14日公演

 大阪に錦戸亮の前髪は存在していなかったのかもしれない。

 「棒立ちスクリーム」と呼んでいる曲で、華麗な足さばきを見せてくれた錦戸亮の気まぐれに泣いた。可愛いにも程がある。ある種のファンサのように見えました、ファンサってなんなんでしょう。オーラスの始まりを目前に控えて一公演終わるごとに心を少しづつ閉ざしていって関ジャニ∞に会えない期間へと身体を順応させる必要性を感じていました。キャンジャニちゃんが、思いのほか、病みつきになっていて、楽しいんですよね。「開演→キャンジャニちゃん→夏の恋人→MC→ユニット→WASABI→High Spirits・勝手に仕上がれ→侍唄→錦戸さん挨拶」と怒涛のような私の楽しみポイントを1つ通過するたびに、終わりに近づいていくのが、毎公演早くなっていっているような気がして確かに「ノンストップで終演まで」だったなァとしみじみするばかりです。

 倉子の鋭さもノンストップでした。気持ちが良い。そして可愛い。一人ずつ挨拶していくとき、倉子が最後なので倉子の挨拶があって「そんなわたしたちが」と続くから、キャンジャニちゃん全員がそういう風に聞こえてしまって、毎公演笑いがこらえきれませんでした。ゲスかよ。関ジャニ∞は本当にああいう派生キャラクタに命を宿すのが、上手ですよね、天才的。この日は丸子の「ズコー!!」というのが、錦子ちゃんにウケて「もう一回やって」とお願いしている間に他のメンバーにも移っていくのが、楽しかった。

 大阪公演、地元公演のせいなのか、すばるさんの挨拶時の拍手がしばらく鳴りやまなくて、相当宗教っぽくて楽しかったです。名物って感じもする。

15日公演

 あんなに可愛くて可愛くてサプライズファンサだと喜んでいた前向きスクリームで、キビキビ踊っているときにこけかけて、しゅんと大人しくなってしまった錦戸さんが切なかった。どうせ可愛いんですけどね。だんだんどういう感想を言うべきなのか分からなくなってきました。この日は錦戸担が3連だったんですけれど、同じタイミングで同じ人・行為・表情に対して「可愛い」という悲鳴を上げるので、その悲鳴が自分のものなのか隣の人のものなのか分からなくて不思議な感じがしました。おそらくすげえうるさかったんだと思います。ラブスーパーマンの映像が新映像で、新映像だと判明した瞬間に全員が死にました。正直双眼鏡で羞恥に耐える錦子ちゃんを見ていたので、肝心のラブスーパーマンの映像をほぼ見られていないのが唯一の後悔ポイントです。アンコールの拍手時の彼の自由時間の一挙手一投足とか、ただモニターに抜かれた顔や双眼鏡で覗いた顔や、バナナジュースのときの背中合わせをしてあげないいたずらとか、あらゆることにもだえ苦しんでいて、特記すべきことが見つからないです。全部書きたい。

16日公演

 MCがひどかった日ですね。丸山さんは本当に性別という枠組みで判断する以上に人が好きなんだろうな、メンバーが好きなんだろうなと苦笑しつつ、にしても過激だなと笑っていました。バラの花束に「好きだよ」というメールをすばるさんに送ってどうしようと思ったんでしょう。村上さんが一向に会話に入ってこない錦戸さんのために、「亮は?なんか被害ある?」と話が流れそうになるのを必死に振ってくれて、答えたのが「エレベーターの中で顔を寄せたらキスしてくれる」というもので、それって被害じゃないよね? と唖然としました。

どっちかっていうと丸山さんにしてもらってることじゃない? あれ? と思いつつ、メンバーも「しょっちゅうしている」と言っていたように別に彼らがキスしてる情報は数年ごとに得ていたし、なんなら2007年のツアーでメイキングに入っているし、別にああそうですかというくらいのものだったんですけれど、エレベーターってちょっとガチっぽくてどう反応して良いのか分からなかったです…さすがに公共の場なんだったら止めてやってください関ジャニ∞さん…。メンバー内恋愛禁止のうちは丸山さんがすばるさんには手を出さないというような話になって、村上さんが「ずっとグループでおろうな!!」と力強く言っていたことに、理由はなんであれ「未来を約束されている…!」と感激しました。理由はなんであれ。

 楽しいが極まってきていて、いよいよ速度が速くなっていたように思う。本当に毎秒楽しいコンサートで、毎秒素直に誰を見ても(ほとんど自担しか見ていないけれど)可愛いと、かっこいいと思えて、とんでもなかった。最高だと思ったし、最強だと思ったし、錦戸亮が下手くそを隠しもせず言う「元気が出るSONG」の曲フリも、すばるさんが助詞を選びつつ勢いそのままに言う最後の挨拶も、一言一句残しておきたいのに、自分のなかで昇華されてしまう感覚があって「つまりこういうことなんだろう」と考えながら聞いてしまっていて、残しておけないことが残念です。すばるさんの挨拶、とっても好きでした。「出来ることを出来る限りの力でやった、出来ないことはしていない、いまファンに見せているものはすべて出来ているものである」そういう解釈をしました。そして、これからも「できることを増やしていく」と。言葉こそ難しくなかったのでどうとでも解釈できるような気がしたけれど、だったら好きなように解釈させてもらっています。

17日最終公演

 何を書けるのか、わからないけれど、書けるところだけ書きます。

 16時1分になってもマナー喚起の映像が流れなくて、遅いね、と話していたら、ステージ上に男の人が数名登場しました。最初、関ジャニ∞じゃないと思ったんです。数えるまでもなく人数が足りなかったので、でも隣の人が「大倉がいない」と言うので、ハッとして「もしかしてとんでもないことが起こったのでは?」と一瞬にして察知します。村上さんが「見てわかる通り、大倉くんがいません」と言った、その数秒ほどで、最悪の事態まで想像しました。会場の悲鳴ともため息とも言えない、息をのむ気配が、自分のものなのか隣の人のものなのか、わからないくらいで。昨日のMCで「ずっとグループでおろうな!しがみついてでも」と言っていた人が、硬い声で、そういうのだから、もう突然何かとんでもないことが起こったのだと。本当に、最悪の事態を想像して、何を言われてもいいように、たった数秒にも満たない時間で、覚悟さえ決めていました。なので、正直、腸閉塞で今日のステージに立てない、と言われたときに、思わず笑っちゃうくらい安心したんです。腸閉塞という病気を軽んじたわけでも甘く見たわけでもなく、ただ、本当に安心したんです、めちゃくちゃ怖かった。腸閉塞でよかったとすら思いました。本当にそれ以上の「2度と」くらいを想像してしまっていて、けれど、それだっておかしくないと思い直すことすらできなかった。最悪の事態はいつだって起こり得るものだと私はずっと覚悟を決めている質だったので。話を聞けば、安静にしていれば回復すると言うし(知識がないので彼らがそういうのならそうなのだろうと思った)、本人もギリギリまで出たいと言っていた、と言うのなら、だいじょうぶなのだろうと、思えて、心底安心した。

 あとから思ってハッとしたのですが「数えるまでもなく人数が足りなかった」という感覚を6人に対して持ったとき、あ、と思い至ることがあって。以前の脱退を実体験として体験した人は、もしかしてずっと、ずうっと、この「数えるまでもなく人数が足りない」という感覚を持っていたのでは、と思ったのです。別に8人も7人も否定するつもりもなく言うのですが、私の好きになったときは既に関ジャニ∞は7人だったので、潜在意識のなかでも彼らは7人で、それに目が慣れている、慣れているから6人だと少ないと実感するのか、と、あとから思い知りました。それと同じことで、けれど、きっと自分には一生分からないのだろうな、とも。分かりたいような、でもやっぱりどうしたって、実際には経験していないのだから知り得るわけもないのだろうな、というような所詮新規なのだから、込み入ったことはなんにも言えないですね、という諦めのようなものもあります。うまく言えないですが。

 結局大倉さん不在のまま、コンサートが行われることになって、何かを考える間もなく開演しました。「大倉さんが腸閉塞で不在・残りの6人でこのままコンサートはやる・大倉さんの穴はみんなで埋める」といったようなことだけを理解して、泣いてしまうことさえ出来ませんでした。とりあえず、最悪の事態だけは免れたという安心感で、それ以上考えられなかったのだろうと思います。周りの大倉担は泣き崩れていて、こんんなに泣いているのにコンサートをするのか、とぼんやり他人事のように思っていました。

 メンバーが何度も何度も大倉さんを呼ばなければ、私はバンドのときまで大倉さんの不在を気にしていなかったのでは、と何度も公演が終わってから考えていました。だっていつも、自担しか見ていなかったから。けれど、立ち位置やパート(気のせいなのかなんなのか、ハモリの関係もあるのだろうけれど)錦戸さんが大倉さんのパートを代わったり、錦戸さんが一人で歌うようになったパートがあったり立ち位置だったり、もう、「大倉さんがいない」ということがまざまざと見えるんですよ。最初の最初は、不在には触れずにそつなくこなすのかな、と疑っていたりもしたのですが、何度も何度もキングオブ男でも曲間の挨拶でも、何度も大倉さんの名前を呼ぶので、挙句うちわを持ち出したりするので、少しだけその点でホッとしました。きっと心を封じ込めてそつなくこなすことだって不可能ではないであろう、自担がまず、ほとんど替え歌をすることのないキングオブ男で「愛する大倉(ぼくら?)のためだけ」と変えて歌ったり。バンドはもう、ただ、ドラムがいないことがどれほど大きな損失なのか、痛手なのか、思い知らされました。身体以上にやっぱり存在感があるんだな、ってつくづく実感しましたし、進むムービングステージを後ろから見たときにぽっかりと空いた空間の、切なさを、どうしていいのか分からなかったです。すっごい静かなんですよね、気のせいなんですけど。本当に「昨日まで元気やったやないか!!」って、本当に。後ろからみたムビステが静かでひっそりと生気がないようにすら思えて、「言ったじゃないか」の彼らのセリフで、ああ、メンバーもおんなじこと思っているのか、と思って、笑えて、そこからどうにかこの公演を成立させなくては、と思えました。やっと。

 倉子のいないキャンジャニちゃんはどこか締まりがないし、全員が倉子を求めているのが分かって、もどかしかったです。大倉さんの壁ドン映像を見て「なんだかかなしく見える」「可哀想な人」「今頃病院かしら」と少しだけ笑ったように横子とすば子が言うので、きっとみんな大倉さんが「可愛い」んだろうと思いました。「しゃーないやつやな」というようなニュアンスがMCであって、散々大倉さんを笑います。きっとあとから、大倉さんが元気になったときに、謝りやすいだろうし、話しやすいだろうし、きっと落ち込んでしまっているであろう大倉さんに「面白いネタできたやんけ」と励ますことができるようにするため、な気がしました。書ききれないけれど、錦戸さんがワンテンポズレたりする自分のフリのミスが多くて、けれど、大倉さんのパートに関しては自分のパートかのように戸惑うこともなくこなしていて、でも、卒なくこなすわけじゃなくて替え歌とかしちゃう辺り、大倉さんのことが「可愛い」んだろうなとひしひしと感じました。人徳なのかな。年下だからなのかな。MCでもいつもよりたくさん喋っていたように思います。

 いない話ばかり、で、「いる」ということはこういうことなのかと思い知った。不在を不在として話すことで、存在を思い知らされるような感覚でした。あの場に大倉さんはいなかったけれど、関ジャニ∞に大倉さんがいることは変わらず、錦戸さんが言っていた「ちょっと遅刻してるみたいに思ってくれたら」というような感覚でした。不思議だった。一人足りないということは、こういうことなのか、私がずっと知らなかった「たりない」という感覚はこういうものなのか、とそのときも思った。

 ツアータイトルがタイトルなだけに「壮大なコントみたい」とエイトが笑ってくれるので、こちらも笑えるし、いつか「レアだったね」と屈託なく笑える日がくるように、という願いなのかもしれないな、と思いながら、楽しかったと、若干戸惑いながらも言えるコンサートだったと思います。美談にする気もさせる気もないけれど、良いコンサートだったと思います。関ジャニ∞の全員が、みんなそれぞれ、ベストな発言や行動を選択しようとしているのが、なんとなく伝わってきていて、腫物に触るような緊張感のあるコンサートだったけれど、やっぱり思い出しても楽しかったと純粋に言えるわけじゃないけれど、それでも、お腹抱えて笑う瞬間もたくさんあって、良かったと思うし、そう言いたいと思う。

 でもやっぱり、大倉担の気持ちだけは、実感として理解できない。どんな気持ちであの場にいたんだろう。考えるだけで怖くて、苦しくて、捌け口を探してこれを打っているんだけど、きっと大倉担の書くものは読めないと思う。想像もつかない。帰ってしまった人がいるのか、分からないけれど、帰ってしまっていても誰も文句は言えないと思う。だって、自担のいない関ジャニ∞なんてわざわざ見たくないでしょう。大倉担にかける言葉も、同じようなファンに掛ける言葉も見つからないまま、こうして独り言を書き連ねています。

 すばるさんの挨拶や、村上さんの「こんなことがなくても心でつながっている」というような言葉だったり、ダブルアンコールで横山さんが「おれらの大倉への敬意」と言い、錦戸さんが「男の美学」だと言って挨拶のみで終わったり(そしてその言葉ですんなり引き下がるファンとか)(正直ダブルアンコールを本気で歌ってもらおうとは誰も思っていなかったように思う)、どのタイミングでの発言か忘れてしまったけれど横山さんの「長い未来のために(今日は来られない)」というような言葉や丸山さんの元気が出るSONGでの替え歌や、安田くんが最初にうちわを持ち出したときの会場全体がワントーン明るくなる感じとか、全部を、きっと彼らは当たり前のようにしているのだろう、と思ったら、どうにも、嬉しいような、でもこういう形で知らなくてもよかったような、と何とも言えない気分になります。なんて言ったらいいのかわからないけれど、言わなくていいのだろうとは思うけれど、言葉が見つかるまで抱えていようと思います。見つかる気もしないけれど。

  まだよく呑み込めていません。腸閉塞かよだっさ、と笑ってしまいたくなるのに、元気な姿をまだ見られていないので、笑い飛ばすにはまだ切なく思えて、はやく元気になってほしいなと純粋に思います。腸閉塞で良かった、と言うことだけ、許してください。

 

 関ジャニ∞の全力が見える良いコンサートツアーでした。大倉さんの元気な姿を見せてくれたら、大きな声で笑う姿を見せてくれたら、きっとダブルアンコールで笑って幕を閉じるはずだったオーラスも、きちんと終えられると思います。

 

 冷静な文章でなくて、すみません、ご容赦ください。追記したり編集したりすると思います。正直、思い出すと、どうしようもなく気分が塞ぎこんでしまいます。公演中は思い切り笑えたのに。いっそ思い切り泣けたら良いのかもしれませんが、こうして日常生活に戻ってみると実感がなくて、心のどこかでストッパーがかかっているかのように泣き出しそうな瞬間に何にも考えられなくなります。はやく、元気になるために、ゆっくり休んでください。生きていさえいてくれれば、もう、ほかに望むことはなにもないのかもしれません。

 

1/20 15:40追記

   大倉さん仕事復帰のお知らせがwebに掲載されたとのことで、もう大丈夫なの?  まだ3日ですよ、と思いつつも復帰できるほど回復したのならなにより、と思ってホッとしています。無理だけはしないで欲しいですが、良かったです。良かった。

 

 

 

 

関ジャニ∞の元気が出るLIVE‼ 東京公演最終日に行ってきました

 

moyashi1984.hateblo.jp

 

 一週間ぶりです。12月20日の東京公演に行ってきました。今回は夜行バスに乗ってはるばる。夜行バスと飛行機のどちらが色々な意味でしんどいのだろう、と不毛なことを考えていたら寝ていました。そして、過去記事を貼るのだから、なんらか比較させたいんだろうなと思ってもらえるかと思うのですが、まさしくそうです。

 札幌公演に入った人が口をそろえて「東京楽しい」と言っていて、いやいやマジかよ、と半信半疑だった3日間。セトリの変更点も把握してました。でもだって、冒頭の曲は変わってないんでしょう? だったら、とか思っていたわたしが東京ドームで死にました。 めちゃくちゃ楽しかったです……びっくりした。

札幌公演のなにが(わたしにとって)だめだったのか

 分からなくなりました。分からなくなると思ったから、どうせこれ全部ツアー終わるころには見当違いなこと書いたことを反省するだろうなって思いながらも前回のブログを慌てて書いたんです。それが、自分的二公演目で、あっさりその通りになってしまった。東京という土地の持つエネルギー凄い。大勢の人が行くのに疲れないからなのかな(適当)。わたしは感じなかったのですが、札幌公演は毎年わりと静かなんだそうで。確かに、初日でこっちもあっちも緊張しているだろうし、付き添いの人も多いだろうし、たしかに、と今思えばわたしの前の座席だって結局最後まで空席だったし、と。にしてもなんだったんだろう。なにがだめだったんだろう、どうしてだめだと思ったんだろう。思い出せない。あとどうでもいいんですけど、札幌ドームではスタンド中腹でコートをさっさと脱いだ覚えがあるんですが、東京ドームの天井で(アリーナに入った去年も寒かった)公演中ずっとコートが脱げませんでした。札幌ドームより空調が寒いっていうの売りにしたらいいと思います。やっぱりめちゃくちゃ寒い。

 

札幌公演からの変更点

 わたしが覚えている限りでは

・LIFE(後半→前半)と侍唄(途中→最後)の曲順変更

・宇宙に言ったライオン、オモイダマの消失

・バリンタンとキャンジャニちゃんの「素敵な人」映像の順番が入れ替わっていた

くらいですかねオープニング映像以外で、大きいのは。よく考えると、それくらいなんですよね。それ以外は覚えていないので、意識の外で作用したんでしょうね。

 にしても侍唄をラストの曲にされたのは個人的に感慨深いものがありました。以前、すばるさんがコンサート最後の挨拶で「こんなクソみたいな時代ですけど、生き抜きましょう」といったようなことを言っていて、わたしはそれを聞きながら「関ジャニ∞がいるってだけで素晴らしいこの時代がクソなわけあるかい」と思っていたんです。いまでも当然思っています。それが、すばるさんの今回の挨拶を聞いたあとの、侍唄の「どの時代も越えて行けるよ」という歌詞で、なんでか妙にするりと数年越しに腑に落ちたんです。文字にしてしまうと、たったそれだけかい、と陳腐なものになってしまうのですが、個人的にとても良かったです。そもそも侍唄のイントロを弾いているのが錦戸亮ちゃんだっていうことが、音楽にも楽器にもなんにも詳しくないわたしのような人間でも分かるので、ドームに自担の弾いている音だけが鳴っている状況で必要以上に感傷的になってしまうことは避けられなかったんだと思います……。LIFEは自担が好きな曲に毎度毎度挙げるので、もちろんわたしだって大好きです!!という気持ちで毎公演入らせてもらっています。選抜漏れなくてよかった。欲目だと思うけど、この曲は聞き飽きない。

 っていうか、札幌公演もそうでしたけど、錦子ちゃんへの歓声が錦戸相手に出す歓声じゃないだろってくらい大きくて楽しいですね。普段錦戸さんへ言いたくてたまらなかった「可愛い~!!」の歓声を、女装しているという免罪符のもとで、思う存分叫ぶことができてわたしは幸せです。我慢できないっていうのもありますが。普段だってめちゃくちゃかっこいいしかわいいんだけれど、いざコンサートで叫ぶかって言われると、そんな動的な衝動にならないんですよね、不思議です。ふにゃん、と気が抜けちゃう。全体的にキャンジャニちゃんへの歓声が馬鹿みたいに大きくて、こういうの嫌いじゃないと思いながら、周りの迷惑だろうなって分かってるのに一挙手一投足に打ち震えて衝動のまま叫んでいる自分がいます。三十路のおっさんだって、分かってるのに。

 

 東京公演、始まってから終わるまで、正直ずうっと楽しかったです。札幌でわたしが感じた、何とも言えない微妙な感覚を東京公演で一つも感じなくて、驚いています。札幌公演終わってみて文句も言ったけれど結局楽しくて、それで、楽しいと分かっているからこんなに心の底から楽しめたのかな、と一瞬邪推したりしたのですが、なんか、そうでもない。本当に楽しかった。アルバムの一曲目二曲目、めちゃくちゃ盛り上がっていて、楽しかったポイントを書き出そうとするとキリがないので、こんな誰も得しない感想文を書いているのですが、ペンライト持ってもないのに腕を思いっきり挙げて「わーい」ってやるしかなかったのが本当に楽しくて、関ジャニ∞楽しいわ、と改めても思いました。MCも滑ってなかったし。ただ足から冷えてくるね、東京ドーム。

 札幌公演が文句もあるけどそれ以上に楽しかった公演だとすれば、東京公演は文句はあるかもしれないけれど公演中に忘れるくらい楽しかった公演でした。いろいろ歌詞は間違え過ぎだけど。ダブルアンコールないの切ないけど。錦戸亮ちゃんの曲前挨拶が、ちゃんとしてて、なのに締め方だけへたくそで、実はこの人ちゃんと完璧にできるのに完璧にできる自分の成長があまりにもあからさまにされると恥ずかしいとか思ってわざと誤魔化したんじゃないの、とかどうでもいいことに切なくなっていたりしました。関ジャニ∞さんの書く直筆の歌詞が、小学校の卒業文集のような丁寧さでモニターを見ながら少し笑ってしまいました。

 そもそも札幌公演がたのしくなかったんじゃなくて、わたしかつてはそういう冷めた見方ばかりしていた人間だったことを思い出して、ああ、感情の上限が取っ払われてしまったことが異常だったのかもしれない、と感じました。普通の「楽しい」を越える楽しさを知ってしまったから、普通じゃ満足できなくなったのかな。そうだとしたら、札幌公演のわたしは、ほんっとうにあり得ないくらい期待をしていたんだろうと思います。前髪下ろしてくれるかなとか。でも、そこにいたのは普段と変わりない関ジャニ∞で、普通じゃん、と思ってしまったのかもしれません。普通の関ジャニ∞が最高に好きなのにねえ。

 衣装がダサいっていうか、錦戸亮の体型が錦戸亮じゃないから、めちゃくちゃ違和感あったりしました。衣装はダサいけど。赤色のWASABIの衣装も、赤色じゃなきゃダメ? というなんというか絶妙なダサさ。オープニングの衣装も、なんか赤すぎない? という細やかなダサさ。新体操みたいな衣装(十祭のブリュレ等の衣装)じゃない分、特に取り立ててダサすぎるということもあまりないので、良しとするべきなのかもしれません。

 

結局楽しい

 錦戸亮さま、一公演でいいので前髪おろしてみましょうぜ。*1 あとさあ、絶対に教えてくれないでしょうけど、サックスの練習何年前からしてたの? 横山さんに「夢だ」と言われたときから、練習してたりしました? 数年前に横山さんが「いつか」と口にしたことが2015年で叶ってしまって、2016年から先の「叶うかわからないけど自担に叶えてもらいたいこと」がなくなってしまいました。それを「常時、前髪を下ろしてもらうこと」にするにはあまりにも切ないので、いま考えているところです。

 

 

 

 

*1:でも関ジャムの次回予告を見て前髪のある自担を一瞬誰だろうと思ってしまったほどなので、随分とならされてしまっている