2016年10月7日(金)/NEWS脱退から5年のまとめ

この夏、シゲアキさんの「チカラウタ」が放送されてから、わたしは何度「がんばれ、もっとがんばれ、だれよりもがんばれ!」のシゲアキさんの左手を真似したことか。

そういえば今日は金曜日ですが、2011年の10月7日も金曜日でしたね。5年前と一緒で明日から3連休なので思う存分悲しんだって大丈夫ですよ。

 

 

何度同じテーマでブログを書くのだろう、と我ながら思う。

何度も何度もうるせえな、と思う方は、まあまあちょっと落ち着いてオタクとして年端もいかない世間知らずの言うことなんて真に受けずに、あなたの好きな人が出ているドラマでもDVDでも見て、すぐにでもこのブログのことは忘れてください。そもそもこんなブログまともに読む価値すらないですから。ただ、わたしにはわたしなりのオタクとしての物語があって、おそらくわたしはその物語を、次の章へと進めたがっている、そのためにはこの章を完結させる必要がある。いつまでも同じところにはいられない。彼らと同じ時代を生きているのだから、ずっと過去にいたってしょうがない。書いて自分のなかで整理してけりをつけられるのなら、いくらでもそうします、書かせてください、という気持ちで書いています。今年も。

去年のブログを書いてから、色々と考えたので、とりあえずそれだけは形に残しておきたかった。

関連したテーマのブログをざっと。

moyashi1984.hateblo.jp

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こうしてみると、人を突き動かすのは「楽しい」よりも「悔しい」なのかな、と思ったりする。自分でブログを書いて「6人」への想いを発信することによって、いくらか共感してもらえたりすることがあって、ああ少しだけ浮かれていたのかもしれない、と最近反省したりもしています。当時わたしがこういったテーマのブログを書いたのは、自分が圧倒的少数派だという自覚があったからで、ほとんどやけくそみたいなものだった。錦戸担として関ジャニ∞の活動を漏れなく追いかけ、さらには担当不在*1 のNEWSについてもCDを買ったりコンサートに行ったりするような人、というのが私の周りではほとんどいなかった。悔しかった。ろくに「4人」を見てもいないような人に「NEWS」がいつまでも自らのグループの問題かのように語られたりしていて、そういうのがずっと悔しかった。*2

それが、あのブログを書いたことによって、なんとなく共感してくださる方が現れて、ああ、立場は少し違えどもこんなに切ない思いをしているのは自分だけじゃないのだ、と知れて、うれしかった。ずっと避けてきたけれどこんな風に思っている人もいたのか、というようなコメントもあったり、「脱退」当時を知らないけれどファンはこういう風に思っていたのかと初めて知れた、と言ってくださったり*3して、少数派なりに、喜んでしまった。けれど、いろいろ考えて、結局この秋にたどり着いて気が付いたことは、わたしの目線はわたしにしか見ることができないのだ、ということ。この1年間、「共感」は様々な場面でわたしを慰めてくれたけれど、本当に感謝しているけれど、それでもわたしは「脱退」について、いまはもう何も考えることはない、と思うようになってきている。あとは、彼らの時間に任せるだけ、とさえ考えている。

「5年後笑ってお酒が飲めたら」と、シゲアキさんが2012年春に言っていたことをわたしは勝手に目安にしてきたけれど、2016年の夏に、数年前の錦戸とお酒の場で交わした会話を思い出して泣くようなら、無理でしょう。無理だ、と確信してしまったら、なぜだかすっきりした。5年という月日はあまりにも短くて、たどり着いた5年後の未来でははまだ無理だったけれど、それでも、5年前、こんな未来は想像できなかった。あれから随分遠いところまで来たような気がする。勝手に決めた5年というのは計算違いだったことにするとして、「笑ってお酒を飲めたら」という願いを泣いてしまったシゲアキさんが捨てていなければいいなあ、と思う。それだけが「6人」に対するわたしの未来へのモチベーションになっています。

 

最近になって、なぜか、ただひたすら、脱退を悲しめるようになった。ちょうど5年前の3連休、家族で移動する車の中でふと「もう2度とNEWSとして錦戸さんは歌わないのか」「NEWSの歌を踊るところを見ることはないのか」と思って、そっと泣いた、あのときの純粋な悲しさを思い出すようになった。「悔しい」という言葉が、正しいのかわからないけれど、悔しくて悲しい、嫌味な言い方をすれば、死んでしまったことがただ悲しい、というような気持ち。今の活動とか、これからとか、そういうことをすべて差し引いてあの瞬間を思い出したとき、ふ、と、気が付けば泣けてしまっている。ああ、あのときのわたしは悲しかったんだ、とようやく肯定できて、悲しんでも大丈夫になったのかな、と思う。2016年が好きです。だいすきです。あのときああなっていれば、なんて、わたしはもう思わないけれど*4思わないからこそ、これだけ悲しいんだろうな、と思ったりする。

 

 とはいえ、シゲアキさんからの山下さんへの言及がここまでないと、まだまだダメージ大きそうな気もして笑ってお酒飲める日も遠そうだなと。どうにもならない理由を盾にして、脱退を選んだ錦戸のことは、まあ、どうにか受け入れられるのかもしれないけれど、そうはいっても、そうじゃないひとのことはそれこそ「引き止められなかった」といまだに思っててもおかしくないよな、と思ったり。いや、実際どうなのかはファンにはわからないけれど。にしてはちょっと山下さん寂しげでは、と外野が思ってしまって、切ない。ソロだから当然っちゃ当然だと思うけど、ねえ。錦戸さんも山下さんの話しないし。笑ってお酒を飲める日は来るのかしら。まあでもたぶん、来るだろう、となんの衒いもなく未来に期待しています。5年前にこんな未来が想像できなかったのだから、未来はもしかしたらめちゃくちゃすごいかもしれない。すごいに決まっている。

 

ピンクとグレーが映画化されて、シゲアキさん原作小説が連続ドラマ化されて、その主題歌をNEWSが歌って、NEWS全員でのバラエティ番組が半年限定とはいえ始まって評判も上々のうちに終わって、そうしてなにより24時間テレビがあった。6月には少年倶楽部プレミアムの司会も任されて、その場に関ジャニ∞をゲストで招いて共演までして。2016年の経験値の貯めっぷりがすごい。24時間テレビを見て、ああ、もう正真正銘4人なのだ、とオープニングで泣いてしまったことは秘密にしてください。

正直この数年間、文字通り毎日のように答えの出ないことについてあれこれ頭を働かせて、いよいよ堪え切れずにいたところ、文字にすることでたったこれだけの問題だったのか、と気が付き、そうしているうちに2016年がやってきて、もう2度と踊らないと思っていたSUMMERTIMEを踊るから、それがかつてのスタイルと違っていても、ああもう充分だ、と思った。言及はなんにもされてないのにちょろいね。でもNEWSがいままでにたくさん説明してくれたから、それをしっかり聞いてきたわたしにとってはもう充分だった。NEWSとしてNEWSの人数が9人8人6人だった時代の歌も歌い継いでいく、と決意をしてグループを存続させてくれた4人が、過去の楽曲を蔑ろにせずにいてくれるので、NEWSというグループのかたちが変わろうとも、敬意を持っていられる。錦戸さんがいたNEWSを過去のものだと割り切って考えられるようになった。そもそもそういうことに関しても彼がどう願っていたのか知る由もない、錦戸担としてはちょっとちょろすぎるかもしれない。まあしょうがないね、そういう人を好きになったんだから。*5 来年はさくらガールでお願いしますね。うそです。

 

ひとつだけわがままを言うとしたら、同じグループとしてでなくてもいいから、かつて同じ曲を歌い踊った仲間として、当時の曲を、みんなで踊ってほしい、と思う。やっぱりずっと願ってきたことは、これなのかもしれない。これに尽きる。現状を全員で肯定して、「懐かしいね」というただそれだけの感情で、みんなで歌ってほしい。そういう未来に生きたい。

わたしは誰のことも嫌いにならずにここまでこれてよかった。初めて出逢った6人のNEWSのことも、4人のNEWSのことも、NEWSの錦戸亮のことも、関ジャニ∞錦戸亮のことも、みんな好きでいられてよかった。ありがとう。

 

 

 

 

 

*1:そもそもわたしの贔屓のシゲアキさんを担当と呼ぶのかというのは別の問題

*2:NEWSが「脱退」について言及していることを脱退したメンバーのファンだという人間に批難されることがよくあって、抜けたグループに言及しない姿勢を貫くタレントことが正しいというような主張をしたいがためにどうしてそのタレントのファンだという人間が、批難と言うかたちで言及することができるのだろう、タレントの美学に沿わない行為のそのみっともなさとはどう折り合いをつけているのだろうかと疑問に思うことが多々あった。

*3:もちろん自分の考え方は個人的なもので、ほかにもたくさんいるファンの考えかたと違うかもしれないことは分かっていただけているだろうけれど。それでも、当時こういう風に感じたファンが少なくとも一人はいたのだ、と知っていただけたことはありがたい

*4:シゲアキさんもこの秋ではどう答えるのでしょうね

*5:と打ちながらそういう思想の人ではない…けれどほかにどう表現していいのかわからない…だって好き…と思いながら、言及されないことに不満の一つもないようになってしまった…ちょろい…